皆さんこんにちは。
けびんの部屋へようこそ。
今回は重曹を使ってシルバーアクセサリーを手入れしたらピッカピカになった話と題しまして
シルバーアクセサリーの黒ずみの落とし方を紹介していこうと思います。
シルバーアクセサリーって長い間使っていると黒ずんでいきますよね。
急激に変色するわけではなく徐々に黒ずんでいくので使っている本人としては変化に気づきにくく、
気付いたらどす黒くなっていたということも多いのではないでしょうか。
汗をよくかく夏場は特に注意が必要です。
僕も気づいたらシルバーに見えないくらい黒くなっていたよ(笑)
そんなシルバーアクセサリーの黒ずみ、実は重曹を使えば簡単にきれいにすることができるんです。
またタイトルに「重曹」って入れといてなんですけどぶっちゃけちゃうと「塩」でもできます。
適切な頻度で洗浄することで購入当初のシルバー本来のかっこよさを引き出すことができますので、
ぜひ試してみてください。
それでは早速本題に入っていきましょう。
今回手入れをするシルバーアクセサリー
今回洗浄するシルバーアクセサリーはこちら!!
「全然きれいじゃん!!」と思った人も多いのではないでしょうか。
安心してください(?)かなり黒ずんでいます。光の当て方で盛れているだけです。
背景を白にしてみると、、、
あぁーって感じです。
拡大してみるともっと分かりやすいです。
まずはネックレスの本体。
かなり黒ずんでいますね。
黒ずみ過ぎてもうイカリ⚓みたいになってしまっています(笑)
裏側も表ほどでないにしろ黒ずんでいますね。
実はこれよりもひどいのがチェーンの部分で、
丸付けたとこなんて焦げてるのかと思いましたよ。
黒すぎるので光の当たり方とかそういう話かと思ってチェーンの左右を反転させてみたんですけど普通に漆黒なだけでした(笑)
この漆黒のチェーンは今回の重曹を使った手入れで果たしてどこまでピカピカにすることができるのでしょうか。
ちなみにお酢を使った方法もあるのですが、
「大切にしてるネックレスをお酢に入れるのか。。。」
って感じで気が引けたので今回は重曹を使った方法を採用しています。
そもそもこの黒ずみは何?
結論から言ってしまいますとこの錆のような見た目をした黒ずみは
硫化銀(Ag2S)です。
稀に硫黄による硫化ではなく塩素による塩化反応で黒ずんでしまう場合もありますが普通に使っていて黒くなってしまったのならほぼ間違いなく硫化反応による黒ずみでしょう。
銀はとても化学反応を起こしやすい金属で空気中や汗、皮脂に含まれる硫黄と硫化反応を起こし黒ずんでしまうのです。
シルバーアクセサリーをつけたまま温泉なんか入ったら一発で真っ黒になるよ!
その変化の起こりやすさから中世ヨーロッパでは変色により毒に気づけるよう食器などに使われることもありました。
そういえば某少年漫画(ド〇ターストーン)でも硫化水素の検出に使われていましたね。
そんな酸化銀ですが還元反応で元の銀に戻すことができます。
その還元反応を活かした方法が今回の重曹を使った方法なのです!
重曹を使った黒ずみの戻し方
長らくお待たせしました。
それでは今回のメインディッシュである重曹を使ったシルバーアクセサリーの黒ずみの落とし方を紹介していきます。
まずざっと流れを説明すると、
お湯、重曹、アルミホイル、タッパーを準備する⇒ タッパーにアルミホイルを被せお湯と重曹を入れる ⇒ シルバーアクセサリーを入れて放置 ⇒ 軽く水洗いして布で磨く
という流れです。
見出し通りお湯、重曹、アルミホイル、タッパーを準備します。
今回は薬局で購入したものを使用しました。
重曹はスーパーやデパートで購入することができます。
通販ヘヴィーユーザーのために一応リンクだけ貼っておきますね(笑)
冒頭でもちょこっと触れましたが重曹が無い場合は塩でもOKです。
お湯は70℃ぐらいで大丈夫です。
写真のようにタッパーにアルミホイルを被せ、
お湯と重曹を入れます。
重曹の量は適当で大丈夫です。
ちなみに僕は以下の写真くらい入れました。
量としてはおおさじ2くらいだったと思います。
あとはシルバーアクセサリーを入れて放置するだけです。
今回は20分ほど放置しました。
しばらく放置したら軽く水洗いして布で優しく磨いていきましょう。
見違えるようにピカピカになるはずです!
どのくらいきれいになったのか
それでは気になる結果ですが、
全体のビフォーアフターがこちら!
見違えるようにきれいになりました!
ライトの強さや位置など全く同じ条件下で撮影しているのでこの写真に関しては「盛れてるから」とかではないです。
純粋にネックレスが本来の輝きを取り戻したのです。
イカリみたいになっていたところもこれだけきれいになりました!
汗のせいで漆黒になっていたチェーンもご覧の通り!
「シルバーってこんなに輝いてたんだ」ってくらいきれいになってびっくりしました。
重曹につけていたネックレスを取り出した直後は正直そこまできれいになっていなかったので、
ちょっとがっかりしていたんですが布で磨いていくうちにみるみるきれいになっていきましたね!
一番大切なのは浸け置きした後の磨きの工程だと思います!
ちょっぴり解説
今回の重曹を使ったシルバーアクセサリーの手入れについて、原理を詳しく知りたい人のためにちょこっとだけ解説します。
先述の通りシルバーアクセサリーの黒ずみは硫化銀です。
今回の方法は還元反応を利用して硫化銀を銀に戻しています。
そこで大きな役割を果たしているのがアルミホイルです。
アルミホイルの酸化反応が発生することで硫化銀の還元反応も発生しているのです。
重曹は溶液を電解液にしているだけにすぎません(ですから電解質である塩NaClでも代用ができるのです)。
「重曹を使った方法」と呼称してはいますがどちらかというと主役はアルミホイルな気がします。
化学式にすると
3Ag2S+2Al+6H2O → 6Ag+3H2S+2Al(OH)3
となります。
ちなみにこれは電池が電気を生み出す原理でもあるんです。
まとめ
今回は重曹を使ってシルバーアクセサリーを手入れしたらピッカピカになった話と題しまして、
シルバーアクセサリーの黒ずみの落とし方を紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
重曹を使うことでびっくりするくらいシルバーアクセサリーがきれいになるので長年愛用しているものがあればぜひ試してみてください!
きっと購入した時のような輝きを取り戻すと思いますよ!
また、こまめに黒ずみを取るのがめんどくさいという方のためにシルバーアクセサリーの変色止め液も販売されています。
スポーツ中にもネックレスをつけている方はこのような商品も合わせて使用すると黒ずみを効果的に予防できると思いますよ!
以上を今回の記事とさせていただきます。
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また他の記事でお会いできるのを楽しみにしています。