皆さんこんにちは。
けびんの部屋へようこそ。
今回は「色あせた服を自分で染め直したら新品同様になった話」と題しまして
自宅で簡単に服を染めることができる染料
を紹介していきたいと思います。
手っ取り早く商品だけ教えてほしいという方のために先に言ってしまいますと今回僕が使用した染料はPAC FABRIC DYEという商品です。
市販の染料といえばダイロンが有名ですが今回は染めた後の色落ちを食い止めることや仕上がりの質が高いと定評の
PAC FABRIC DYEを使用しました。

一応ダイロンのリンクも載っけとくね!
それでは早速どのような使用感だったのかを紹介していきたいと思います。
PAC FABRIC DYEとは


PAC FABRIC DYE
PAC FABRIC DYEは日本製の家庭用染料セットです。
染料、固着剤、色止め剤、説明書がセットになっており洋服の染め直し、カラーチェンジ、タイダイ染めなどに使用することができます。
カラーバリエーションも非常に豊富です。今回はSUPER BLACKを使用しました。
引用元:PAC FABRIC DYE 公式ホームページ



よくよく考えたら用途は染め直しだからBACK TO BLACKの方が良かったかも(笑)
セット内容
それではセット内容を紹介していきたいと思います。
商品の見た目はこんな感じ。


裏面には説明書きがあります。


ちなみに展開すると更に詳細な情報が載っている説明書になります。


さて、肝心なセットの内容は以下の通りです。


右から染料、固着剤、固着剤となっています。
ボトルに入っている液体は色止め剤で染色後に使用するものです。
ちなみに固着剤が2つ入っているのは黒系の色のみで他の色は1つらしいです。
染料の使い方
それでは使い方を紹介していきたいと思います。
服を染める前に準備しておくべきものは以下の通りです。
- ボウル
- バケツ
- 塩
- 染料を溶かすのに用いる棒(割りばしなど)
- ゴム手袋
- お湯
今回は以下のスウェットパンツを染めていきます。


大学のサークルで使っていた思い出のスウェットです(団体名が入っているのでモザイクお許しください)。
照明の関係で実際よりも白く映っていますがそれを抜きにしても色がかなり褪せてしまっています。
では始めていきましょう。
まずはボウルに40~50℃のお湯(500ml)を入れ染料を溶かします。


染色にムラができる原因にもなるので溶け残りの出ないようにしっかりとかき混ぜましょう。


次に固着剤と塩を溶かします。
バケツに40~50℃のお湯(6L)を準備し固着剤と塩を投入します。
塩はPAC FABRIC DYE1パックに対して300gが適量です。


さて、塩と固着剤が十分に溶けたら先ほどの染料を溶かしたお湯を固着剤と塩の入ったお湯に投入します。
ここでもしっかりと混ざるようにかき混ぜてあげるのが良いでしょう。


あとは染めたい服を濡らし、広げた状態で浸けるだけです。
色がしっかり入るように1時間ほど待ちましょう。
放置すると色ムラが発生する原因になりますので時々かき混ぜてあげるようにしましょう。



だいたい10分に1度かき混ぜるとしっかり染色されるよ!


ちなみに僕はゴム手袋を用意するのがめんどくさくて割りばしや素手を使ってかき混ぜていましたが手につくとなかなか取れないのでちゃんとゴム手袋を準備することをお勧めします。


さて1時間浸け終わったら次はすすぎの工程に入ります。
すすぎに使う水が完全に透明になるまですすぐ必要はありませんが水に入れた手が透き通って見えるようになるくらいにはすすぐようにしましょう。



この工程で大量の水を使うことになるから最初らへんのすすぎはお風呂の残り湯などを活用できるといいね!


すすぎが終わったら服の色落ちを防ぐ色止め液を作っていきます。
先ほどと同じように40~50℃のお湯(6L)を準備しそこに色止め剤を溶かし入れます。


染めた服を濡れた状態で色止め液に投入し時々かき混ぜながら15分ほど浸け置きます。


浸け置きが完了したら最後のすすぎです。
先ほどとは異なりお水が完全に透明になるまですすぎましょう。


あとは脱水し陰干ししたら完成です!
実際に使ってみた感想
ちゃんと染まったの?
結論から言うとかなり満足のいく仕上がりになりました。
写真だと照明の関係でafterに関しても染まっていないように見える部分がありますが実際はかなり綺麗に染まっています。


自然光に当ててみると以下の写真のようにかなり綺麗に染まっていることが分かります。


プリント部分は染まりにくい素材になっているため布地部分だけをきれいに染め直すことに成功しました。
プリントTシャツの染色にも使用できるようですね!


びっくりしたのが黒で染色したにもかかわらず結果としては染める前の紺色を維持した状態で染色されたということです。



黒色のスウェットとして生まれ変わるかと思ったらきれいな紺色を取り戻したという結果になったよ!
ですから紺色などの色味が強い布地を全く新しい色に染めるということに関しては難しいかもしれません。
用途としては色あせた服の染め直しか、白→他の色の染色が良いのではないでしょうか。
染め直しにかかる手間は?
染め直しにかかる手間について前回使用したダイロン(マルチ)と比較していきたいと思います。
PAC FABRIC DYEは最後に色止め剤を使用するというステップがあるため作業工程としてはダイロンよりも1つ多いことになりますが正直なところ染色にかかる手間は変わらないように感じました。
というのも服を染めること自体がそれなりに時間と労力を要する作業になりますので色止め剤に15分浸けるという1ステップが増えたところで誤差にしか感じません(笑)



特にすすぎはかなり体力を使うからそれに比べたら15分浸けるなんてないも同然だよ!
ぶっちゃけダイロンと比べるとどっちが良い?
商品の質としてはPAC FABRIC DYEの方がダイロンよりも高いと思います。
色止め剤もついていますし説明書も詳細です。
染まり方もきれいですし色止め剤のおかげか洗濯後の色落ちも今のところありません。
それに比べるとダイロン(マルチ)は綺麗に染まりはするのですが正直色落ちがかなり激しかったです。
しかしダイロンの場合商品によってはPAC FABRIC DYEよりもかなり安価になっています。
お湯に投入する薬剤もPAC FABRIC DYEに比べると1種類と少ないため非常にシンプルな工程で衣類を染めることができるのです。



まあカラーストップ(色止め剤)も一緒に買うとなると値段としては同じくらいかな
衣類の染め直し自体がそれなりに労力を要すること、色止め剤を含めた値段だとそんなに変わらないことなどを含めると僕はPAC FABRIC DYEの方が良いのではないかと思いますね。
まとめ
今回は色あせた服を自分で染め直したら新品同様になった話と題しましてPAC FABRIC DYEを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
古くなったら新しいのを買う方が結果として安くつくといわれてしまえばそうかもしれませんが、思い入れのあるアイテムやお気に入りのアイテムはそう簡単に手放せないものです。
色あせたら捨てるしかないわけではなく自分で染め直してみるという選択肢があるということをたくさんの人に知っていただければ幸いです。
他にも僕が購入してよかったと思う商品はたくさんありますので是非チェックしてみてください。




以上を今回の記事とさせていただきます。
また他の記事でお会いできるのを楽しみにしています。