世界一綺麗な「雨」の表現 映画 言の葉の庭 レビュー

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皆さんこんにちは。

けびんの部屋へようこそ。


今回の記事は映画レビューシリーズです。

今回レビューする映画は、

言の葉の庭

です。



「言の葉の庭」は2013年に公開された新海誠監督によるアニメーション映画作品。

主題歌は秦基博さんの「Rain」です。

新海誠監督は「君の名は」で世界中にその名をとどろかせ、今や日本を代表する映画監督の一人となりましたが、実は「君の名は」以前にも多くのアニメーション映画を製作しています。

しかし、いずれも「君の名は」には及ばず知名度もそこまで高くありません。

その中からある程度知られている作品を今回はピックアップしました。

それがこの「言の葉の庭」です。

「秒速五センチメートル」も有名なので、興味がある方はこちらからご確認ください。

さて、新海誠監督の「君の名は」以前の作品は、どれも大変癖が強く、その評価に関しては賛否両論あり、見る人を選ぶ作品であると感じます。

「言の葉の庭」はその作品の中で一番見やすい、ほかのものと比べるとそこまで癖が強くない作品です。

「君の名は」「天気の子」で新海誠監督の映画に興味を持った方でそれ以前の作品を見たいという方はぜひこの作品から入ることをおすすします。

それではこの「言の葉の庭」をレビューしていきましょう。

目次

あらすじ

靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。居場所を見失ってしまったというユキノに、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作りたいと願うタカオ。六月の空のように物憂げに揺れ動く、互いの思いをよそに梅雨は明けようとしていた。

引用元:「言の葉の庭」オフィシャルサイト

詳細は公式ホームページをチェック!




レビュー

さて、先ほども申し上げた通り、「君の名は」以前の新海誠監督の作品は非常に癖が強く、数々の作品を見てきた僕でも理解に戸惑うものものがあります(笑)

そのような作品に比べるとこの「言の葉の庭」は実にわかりやすい作品となっていて、万人受けするような要素も十分にあるため大部分の方には楽しんでいただけるのではないでしょうか。

そして新海映画の醍醐味である映像美もこのころからすでに完成されていたと感じることができるでしょう。

しかし、やはり新海監督、一癖入れたかったのか、この作品の上映時間はなんと、驚異の

46分!!

アニメ2話分とほとんど変わらないのです。


けびん

初見時は再生時間を二度見したね(笑)



この短さに普通と同じような料金を払うとなれば、酷評は避けられないと感じました。

しかし、内容に関しては「爽やかな雰囲気を感じさせる恋愛もの」で、ストーリー構成もしっかりされているため十分楽しめるものになっていると思います。

通常、恋愛もので主人公よりもヒロインの方が年上な場合、かなりの確率でディープな内容になってしまうんですがこの作品はそのような展開もなく、新海監督こだわりの「雨」の演出でさらに爽やかさが際立ってます。

そして映画の要素が万葉集日本庭園となっていて古き良き日本の清らかな恋を感じることのできるような作品になっていると思います。

雨の多い季節は憂鬱な気分になりがちですが、この作品を見た後は

「雨も悪くないかもしれない」

と思えるようになるでしょう。

また、本作のテーマは

”愛”よりも昔、”孤悲”のものがたり

(「孤悲」は「こい」と読む)

となっていますが内容自体はテーマほど重いものではなく、結末に関しても、十分に納得できるようなものになっているため、すっきりとした気分で見終わることができます。



まとめ

さて今回の映画、「言の葉の庭」についてまとめていきましょう。

ちなみに評価マックスはそれぞれ★5


言の葉の庭

満足度:★★★

おすすめ度:★★★



「君の名は」以前の新海監督の作品の中ではかなり素直なストーリー構成となっていると思います。

内容も面白いです。

年上の女性との恋愛をこれほどまでに清らかに、爽やかに表現できている作品はそうないです。

またストーリーも起承転結がわかりやすく組み立てられているため、「なぜそうなった(笑)」といったような謎な展開もありません。

しかしやはり上映時間が46分というのはかなりのネックで、映画とも言えないし、アニメとも言えないようなボリュームになっているため映画としての満足感は少なめな気がします。


けびん

ボリューム不足な印象だった


感覚としては一話完結のアニメを見させられている感覚に近いです。

中身が充実しても、46分という短い上映時間を考慮すると高評価が相殺されてしまいます。

そのため今回は★3という満足度とさせていただきました。


おすすめ度に関しては、やはり僕と同じようにこの映画の短さに不満を感じる方が多いように思えます。

またこの短さでは友達や家族、恋人など誰と見ても映画鑑賞というイベントとしてはかなり物足りない作品となってしまうため今回はおすすめ度も★3とさせていただきました。

映画ではなくアニメとして見れるのであればかなり楽しめる作品になっていると思います。


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以上を今回の記事とさせていただきます。

また次回の映画レビューシリーズでお会いできるのを楽しみにしています。

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